温度制御デバイス
温度制御デバイスは、加熱・冷却の両方が可能な素子「ペルチェ素子」を使用して温度制御行うデバイスです。
温度検出器にはサーミスタを利用します。

温度制御の構成断面イメージ
製品のコンセプトは【小物体の高安定温度制御】です。
上図のような構造であれば、制御対象を±0.01℃の範囲で高安定に制御することができます。
サイズや駆動形式などで多種用意していますので、用途に合った物をお選び頂けます。

ペルチェ駆動方式の違い
TCU-100DHはPI制御につきもののオーバーシュートを削減
PI制御方式で必ず発生すると言ってもいいオーバーシュートを削減しています。
温度検出器にサーミスタを使用する理由
温度センサにはいろいろな種類がありますが、代表的なものとしてサーミスタ・白金抵抗・熱電対があります。
それらは用途によって使い分けられています。
種類 | 長所 | 短所 |
---|---|---|
サーミスタ | 検出感度が高い 抵抗値変動で扱いやすい 応答速度が早い |
あまり直線性がない 使用温度範囲が狭い |
白金抵抗 (Pt1000など) |
直線性がある 抵抗値変動で扱いやすい 応答速度が早い |
検出感度が低い |
熱電対 | 高温に対応可能 使用温度範囲が広い |
検出感度が低い 起電力変動で回路が大きい 応答速度が遅い |
このようにサーミスタは狭い温度範囲の高精度温度センサとして最適なのです。
レーザードライバ
制御技術をレーザードライバに活かして半導体レーザーモジュールのACC制御、APC制御を行う基板を提供しています。
LS-LDDは入力信号1kHzまで対応可能です。
MS-LDDは入力信号1MHzまで対応可能です。
事前にモジュールのデータシートや入出力条件を提示していただくことで、より使いやすい製品を提供することができます。
